円形脱毛症の頭皮は頭部常在菌の正常菌叢のバランスが崩れています。
パーマ液は劇薬の化学物質が使用されています。還元酸化作用として2つの薬液を使用します。
一液には、還元剤としてチオグリコール酸、アルカリ剤にアンモニア水、モノエタノールアミンが含まれています。
チオグリコール酸は、健康面でも重大な障害を起こします。
それは、中枢神経に刺激を与えるため痙攣を引き起こすことがあるといいます。
粘膜への刺激が強く、口腔 ・咽頭粘膜のびらん、吐き気、嘔吐、腹部不快感、下痢などの原因にもなるとの報告があります。
2液には臭素酸ナトリウムや臭素酸カリウムなどの化学物質が配合されています。
臭素酸ナトリウムや臭素酸カリウムには、中枢神経や腎臓に刺激性があり、麻痺、痙攣、腎臓機能障害を引き起こすことがあるとの報告があります。
また、粘膜を刺激するため、溶血や聴力障害を引き起こすことがあるといいます。
こうした化学物質は益々頭皮の正常な働きを阻害して脱毛症を悪化させます。
頭皮は皮膚常在菌によりバリヤー機能がありますが、パーマ液の化学薬品により正常細菌のバリヤー機能が破壊されてしまいます。
その結果さらに、新たな脱毛症へと進行する怖れがあります。