円形脱毛症も色々な原因が関係していますが、その上に多発性脱毛症はさらなる原因が重なっています。

一ヵ所だけの円形脱毛は、新たな脱毛原因を作らないならば、そのまま中々治らないまでも多発性にはなりません。

毛穴に住んでいるアクネ桿菌は皮脂を餌にして生きていますが、それを食べて分解し表皮ブドウ球菌により弱酸性の脂肪膜を形成しています。

この弱酸性の脂肪膜により外からの細菌を寄せ付けないバリアーの機能となっているのです。

しかし、円形脱毛が出来ているときにヘアカラー、ヘアダイをしたりパーマを掛けると、いっきに多発性脱毛症になることがあります。

それは円形脱毛症の原因である細菌が生きていて、ヘアカラー、ヘアダイ、パーマなどの劇薬成分により頭部常在細菌叢が破壊されバリヤー機能がなくなることにより、脱毛の原因菌が頭部に広がるからです。