薬品(消炎鎮痛剤、解熱鎮痛剤、痛みどめ、頭痛薬、湿布薬)、風薬、抗生物質、目薬などの薬の服用
妊娠中は、あらゆる薬は主治医の許可なく使用しないことが重要です。どんな薬でもリスクやダメージのないものはありません。
市販の風邪薬などの抗ヒスタミン成分は、たくさん服用すると悪影響が出ることがあるといいます。
解熱鎮痛剤のイブプロフェンも、妊娠32週以降の胎児の心臓に異常を及ぼす怖れがあるとの報告があります。
妊娠中は、内蔵を温める食事や生活環境に気を付け、クーラーのかけ過ぎは禁物です。
そして、腹巻などでお腹を冷やさないようにして免疫力の低下を防ぎましょう。早寝やできるだけ規則正しい生活をして精神的に安定するようストレスの少ない生活をしましょう。
風邪に似た症状が現れるトキソプラズマやサイトメガロウイルスなどに感染していると、生まれてくる赤ちゃんに障害を及ぼすことがあるといいます。
自己判断で師範薬や薬を服用することは大変に危険な行為です。すぐに主治医に診て頂くようにしましょう。
妊娠中はうがい薬を極力避けましよう。うがい薬にはヨードが入っているものがありますし、化学物質を多く使ったものがあります。
妊娠期間中、一日3回以上このうがい薬を続けて使用すると、胎児が常にヨードを摂取することになり「先天性甲状腺機能低下症」を引き起こす危険性があるとの報告があります。
風邪予防は塩水、緑茶、紅茶でうがいしましょう。
抗生物質は胎盤を通じて胎児にも影響を与えるので、妊娠中は注意が必要です。
抗生物質の中で妊娠中に控えるべきものとしては、聴覚障害に関係する「アミノグリコシド系」、肝障害などが出やすくなる「テトラサイクリン系」、骨格障害などの恐れがある「キノロン系」が挙げられ、服用しないことが大切です。
ただし、「ペニシリン系」「セフェム系」「マクロライド系」など、比較的安全で赤ちゃんにも影響がないとされるものもあるので、妊娠中に産婦人科などで処方された場合には大丈夫といいますが、妊娠16週以降の安定期に入るまでは、赤ちゃんの体の器官が形成されていく時期なので、抗生物質の服用は厳禁です。
安定期に入ってからも何らかの影響が出る可能性はゼロとはいえませんので、むやみに抗生物質を服用することは避けることが重要といいます。
妊娠中に頭痛薬を飲むと、薬の成分によって胎児に影響して「新生児高血圧症」や「羊水過少」などを引き起こす可能性があるといいます。特に妊娠初期は胎児の身体の器官が作られる大切な時期なので、細心の注意をしなければなりません。
妊娠初期(1~15週)は、「アスピリン」を含む頭痛薬を飲むと奇形児で生まれる可能性を高めるといいます。市販薬のなかでは「バファリンA」「バファリン顆粒」「ケロリン」などにアスピリンが含まれているので注意しましよう。
「イブプロフェン」を主成分とした「イブ」「バファリンルナ」などは飲んでも良いとする場合もありますが、メーカー側では「妊娠中の服用は避けたほうが安心」としており、「出産予定日12週以内(妊娠約28週以降)は避けてください」と明記しているため、服用を控えたほうが無難です。
頭痛たびたび起きるときは市販薬に頼らず、産婦人科で安全な薬を処方してもらい、医師の指示に従って服用することが肝心です。胎児の身体が出来上がっていない妊娠初期は、特に、上記の薬を飲む場合は必ず事前に主治医の指示を仰ぎましよう。
「カロナール」という病院で処方される頭痛薬は、「アセトアミノフェン」が主成分で、妊娠中にも安全と言われてきましたが、しかし、妊娠後期にカロナールを服用すると胎児の動脈管が収縮し、「新生児遷延性肺高血圧症」を引き起こすとの研究結果が近年出ているそうです。これからは、この薬は服用をしないことです。
「ロキソニン」は頭痛や痛み止めですが、、妊娠中の服用に関して安全性が確立されていないため、服用前に医師に相談することとしています。ただ、出産予定日の12週前、つまり妊娠8ヶ月以降の妊娠後期には使用しないようにと注意書きに記載されています。
目薬は妊娠中は使用しないようにしましょう。目薬は主治医と相談しましよう。
妊娠中は免疫力が低下しているので色々と病気に罹りやすくなっていますので、薬を飲むときはどんな薬でも自分の判断で服用せずにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。