男性型脱毛症 原因 夜型生活
平成20年の就寝時間は 小学生5~6年生 午後10時頃 約22%
中学生 午後11時頃 約23%
高校生 午後12時頃 約24% との報告があります。
塾通いや受験勉強などが影響していると思いますが、子供のこうした生活により深刻な睡眠障害を起こすことがありますし、それだけではないもっと深刻な問題もあります。
体内時計というものが人間にはあって生後2ヵ月~4ヵ月で完成するともいわれていますが、幼児期に体内リズムは生活環境により決まってしまいます。成人に達してから体内どけい体内リズムを治そうとか作ろうとしても、もはや体内時計は直せないので、幼児期の規則正しい早寝早起きの習慣がとても重要ということになります。
ですから、成人に達しても体内リズムが狂ったままというのが現代の若い人たちに多くいるということです。
体内時計は体温や睡眠、ホルモンの分泌などをコントロールし、1日のリズムを作っているといいます。
ヒトの体内時計は1日24時間のリズムだと思えますが、実は24.5~25時間のサイクルです。
1日にほぼ1時間ずつ遅れる体内時計を正しい時刻に合わせるために、光は重要な役割を果たしています。「朝」の時間帯に光をあてると、入眠タイミングが早くなり、24時間周期に近づくことになります。その反対に夜に光を当ればと、入眠タイミングは遅くなるといいます。
したがって、朝の光を浴びない夜型生活は体内時計を合わせられないことになり、睡眠障害を起こす怖れが出ます。
体内時計の仕組みは脳内の視交叉上核(しこうさじょうかく)にあり、ヒトの体温は、夜になると就寝前から下がり始め、安らかな睡眠に入るといいます。そして、朝は体温は、夜明けより前に最低となり、起床の約2時間前から上昇をはじめるといいます。
光を浴びることで体内時計を合わせることが可能な時間帯は、普通は夜明け前に出現する「最低体温」の直後から数時間に限られることがわかっているそうです。
この時間帯は、通常は夜明けから朝日が当たる間になり、 日が昇ってから太陽を多く浴びても、体内時計を正常に合わせることはできないといいます。
こうしたことから夜型生活の人は睡眠障害を起こすことになってしまうのです。
このことは、思春期から青年期にかけての若者に比較的多く見られるとの報告があります。夜更かしを続けたことがきっかけとなり、睡眠のリズムをつかさどる体内時計がうまく調節できなくなってしまったことによって起こる睡眠障害です。本来眠るべき時刻に寝つくことができず、眠りにつく時刻が遅くなったままの状態が1ヶ月以上続く場合、睡眠相後退症候群と診断されます。 睡眠相後退症候群になると、本人の努力や生活の工夫だけでは、睡眠のリズムが元に戻りませんので、専門医による治療が必要となります。治療法としては、高照度光療法や時間療法などが行われます。
薄毛や脱毛症の遺伝子を持っている人は、この体内リズムを崩すことにより朝が中々起きられず、午前6時ころに起床できず午後7時半か8時ころに置きすぐに学校や仕事に出ることになってしまいます。
交感神経のスイッチが入らないので胃が動きません。当然お腹が空かないので朝食を摂らない結果になってしまいます。
朝食にタンパク質を摂らないと体温が上がりません。高血圧になるとの報告もあります。
また、糖質を摂らないと脳に栄養が行きませんから仕事や勉強が十分に出来なくなるばかりか脳のニューロン(神経細胞)にダメージを与えるとも言います。
睡眠障害は不眠症になりうつ病や神経障害を起こします。低体温体質にもなり免疫力の低下を余儀なくされます。
成長ホルモンが著しく減ります。成長ホルモンの分泌は毛母細胞の活性になくてはならないものです。
ですから薄毛や若禿げの男性型脱毛が益々悪化することになります。