男性型脱毛症 原因の助長 ストレス
強いストレスや長引く深刻なストレス、は育毛を阻害し薄毛を助長したり脱毛症を悪化させますのでストレス対策はとても重要です。
不安や悩み、苦しみ、怒り、深い悲しみ、失望などの感情は毛周期を狂わせ70%も短くしてしまう怖れがあるとも言われます。
ストレスの大きさによって大脳皮質より神経伝達物質のノルアドレナリン、アドレナリンを分泌量が変化し、脳の視床下部が脳下垂体にホルモンの分泌を促す指令を出します。
脳下垂体は、副腎皮質刺激ホルモンなどの各種刺激ホルモンを放出し、副腎皮質や膵臓、甲状腺、精巣、卵巣といった内分泌腺が各種のホルモンを分泌して、体の代謝を円滑にして調節しています。
暑さや寒さなどの外部環境の変化に対して、体は全身の器官が協力して、常に安定した状態を保とうとし、外的やストレスから体を防御するために働きをこれらのホルモンはしているといいます。
しかし、ストレスが強すぎて、内分泌腺がホルモンを過剰に分泌し続けた結果、内分泌機能が働かなくなりホルモン分泌不足すると、体の防御能力が落ちてストレス病が起こるといいます。
副腎皮質から分泌される抗ストレスホルモンであるコルチゾールは、抗炎症作用があるほか、肝臓のグリコーゲンを増加させたり、血圧を上げる作用があるホルモンです。ゆっくり休養や睡眠を十二分に取ってコルチゾールの分泌を多くすることが大切です。
アドレナリンは、血管を収縮させたり、瞳孔の拡大、血圧上昇、腸弛緩、気管支拡張、心拍数増加などの作用があります。
新潟大学の免疫学の阿保先生は
ホメオスタシスの3大システムが、「自律神経」、「内分泌」、「免疫」であり、このバランスを失わせる張本人こそがストレスといいます。
環境の変化が交感神経の働きに影響を与え、それに伴って白血球の中の顆粒球とリンパ球のバランスが変動することを発見し「多くの病は顆粒球とリンパ球のバランスが崩れる自律神経系の破綻が原因」と結論づけています。
疲れやストレスを抱えると、顆粒球を支配する交感神経が活発になり、増えすぎた顆粒球が粘膜を破壊して胃潰瘍やガンの発症原因になるといいます。さらに顆粒球は上皮細胞に行き毛母細胞を破壊する恐れが考えられます。
しかし休養などで免疫力を高めるとリンパ球が再び増え、バランスが回復し、病気を治癒できるといいます。
ストレス解消法
 睡眠
不眠症などの睡眠障害は深刻な病気を招き日常生活がふつうに遅れなくなることがあります。
また、成長ホルモンが正常に分泌されなくなって毛母細胞が細胞分裂を妨げられてしまい、薄毛や脱毛を起こします。
睡眠障害のサインや症状は大きく分けて、不眠、日中の過剰な眠気、睡眠中に起こる異常行動や異常知覚・異常運動、睡眠・覚醒リズムの問題があるといいます。
良くない睡眠環境や誤った睡眠習慣が、睡眠を妨げている場合もあるようです。
 次のようなことがあれば改善をすることが大切といいます。
・寝室環境(騒音、日当たり、寝るときの明るさ、テレビやラジオ)
・睡眠習慣(床に入る時刻、床から出る時刻、実際に眠りに入る時刻、実際に起きる時刻、寝るときに習慣的にすること、昼寝)
・嗜好品(飲酒、喫煙、コーヒーなどのカフェイン類)
 入浴
入浴は毎日入るようにしましょう。
血行促進と新陳代謝を促し、肉体のの疲労を取り、リラックス効果があります。
ゆっくり入る入浴は、自律神経のバランスを整えます。
就寝前にの入浴は、ぐっすり眠ることができます。ぬるめのお風呂に入るのが神経を鎮め安眠を導きます。
スポーツ
心身ともの健康には、適度軽い運動を毎日しましょう。
しかし、無理をしたの激しい運動はオーバーワークとなって、逆にストレスになりますので注意が必要です。
 音楽
音楽は、リラックス効果が大きく利用するようにしましよう。
心地よい音楽のを聴いていると、α波が出てリラックス効果があります。
また、音楽を聴くだけでなく声を出して歌うことも大きなリフレッシュ効果があります。
 食事
ビタミンやミネラルは脳や神経の働きを正常にしたり、ストレスに対抗するためのやすらぎのホルモンを出す副腎皮質ホルモンを生成するためにも必要です。
ビタミン、ミネラル類が不足すると、ストレス耐性が弱くなってしまいます。また、ブドウ糖は体や脳の疲労回復に良いですが、砂糖を摂り過ぎるとカルシウムが排泄されてしまい、逆にイライラやストレスに対する抵抗力が弱くなるといいます。
砂糖は一日に25g以下にすることが望ましいとWHO(世界保健機構)の勧告があります。こうした砂糖の摂取過多により、現代人のイライラの背景にはあるといわれます。
 ストレスに勝つ食事法
・高たんぱく質で消化の良いものを食べる
ストレスで消化器官の活動が低下してるときは、白身の魚、豆腐、卵などのタンパク質を摂りましょう。
・ビタミンB、Cを多く摂る
ビタミンB群が多く含まれているのは、レバー、豚肉、緑黄色野菜など。ビタミンCは生野菜や果物に多く含まれます。活性酸素を消す働きがあります。
・カルシウムの摂取
カルシウムは精神安定に効果があると言われています。乳製品、小魚、海藻類にたくさん含まれています。一緒にビタミンDを摂ると吸収が良くなります。
・塩分、糖分、脂肪分の多い食品は控える