男性型脱毛症 脱毛の助長 理・美容技術
染毛、パーマやアイロンパーマなどで毛髪を加工しておしゃれを楽しむ男性が多くなりました。
おしゃれを楽しむことは決して否定はしませんが、薄毛や脱毛を助長するものは注意が必要です。
なぜならこれらは全て劇薬成分の化学薬品を使用するからです。
染毛剤に使用するジアミンはパラフェニレンジアミンと呼ばれる物質がアレルギー症状を引き起こすのことが往々にしてあります。
ジアミンアレルギーの症状は、頭皮のかぶれ、湿疹、腫れ、痒み、蕁麻疹などが起こることです。市販の白髪染めなどをすると頭皮がヒリヒリしたり痛痒いときがありますが、これはアレルギーの初期症状です。
ジアミン系の染毛剤で何回も染めていると、アナフィラキシーショックと呼ばれる過剰なアレルギー反応が出ることがあります。アナフィラキシーショックが起こると、呼吸困難や意識障害といった重篤な状態に陥いったり、最悪のケースだと死に至る怖れもあります。
さらに染毛剤を毛髪に浸透させるためにアンモニアを使ったり、染色を発色させるために過酸化水素水(オキシドール)を使用するので頭部常在細菌を殺してしまいます。
過酸化水素水は強い活性酸素を出しますから殺菌作用として消毒剤として使用しますが、頭皮に大きなダメージ与え育毛を阻害します。
そのほかに、接触性皮膚炎、結膜炎、気管支喘息、腎臓障害、貧血、発ガン性の危険があるといいます。
ヘアダイに含まれるPPDやアミノフェノール、レゾルシンなどは、メトヘモグロビン血症を起こすといわれています。
メトヘモグロビン血症とは赤血球の鉄が破壊されて酸素と結合できなくなり、酸素が運ばれれない状態をいいます。
軽い症状のときは貧血ですみますが、酷くなると最悪は死に至る恐ろしいものです。
パーマやアイロンパーマはほとんどが還元剤としてチオグリコール酸アンモニウムという一液と還元剤の臭素酸ナトリウムの2液を使用したものが多く出回っています。
また、これが一番古く多く使用されていますが、毛髪や頭皮にダメージを与える危険があるものです。
頭皮に吸収されたこれらの化学物質は薄毛や脱毛の遺伝子をもっている場合はさらに薄毛や脱毛を序を調するものです。